大野知事は、緊急時こそ、明日への準備にも目を向けるべき

日々コロナ対策に忙殺されているところかと存じますが、今こそ10年後、20年後を見据えた対策にも心を向けるべきです。
埼玉県は、医師の数、ベッド数が全国最下位クラスにあります。
足元のコロナ対策は、その対処療法だけに止まらず、今こそ先を見据えた対策も行うべきです。

慢性的医師不足、病院ベッド数の不足問題の解決への対応を合わせて行う、それが政治です。
足もと対策は官僚の仕事ですが、しかしそれに知事が関わる事により、明日への対策も見えてきます。

コロナ対策によって、他県からの医師の支援システムの構築、県内の開業医の緊急時における組織化のシステム、ベッド不足に関する近隣県との相互支援の仕組み作り(経済面での支援と医療面での支援の融合)などは、足元対策であり、かつ将来の医療体制の再構築でもあります。自前の病院、自前の大学など時間の係る対策を十年一日のように議論していても、結局は、今日のように、間に合いません。

コロナ対策で将来の安全装置作り(埼玉の医療体制の欠陥を解消する取り組み)も同時に行っていくことを期待します。
危機であるからこそ、できることがあるのです。