出口の向こうへ－インフレ、大倒産と大失業（１）

大きなネズミは既に動き出しています。トヨタ1兆円、日産5千億、リクルート4.5千億、ＡＮＡ3千億、マツダ、三菱自工、日本ペイント、すかいらーくなど超大企業が続々と多額のコミットメントライン（融資枠）を確保し始めました。今はコロナ世界大戦の真っ最中、その勝利に集中です。しかしその向こうに何が待っているのかを考えて行動する必要があります。
第三次世界大戦ともいうべき事態、中小企業、個人商店だけでなく超大企業も警戒態勢に入りました。
大昔、「メリヤス会社と腫物は大きくなったら潰れる」というジョ－クがあったそうです。これから起きることは、大企業だから安心ではなく、大は大なりに、小は小なりにリスクがあるということです。
例えば、トヨタは約6兆円の手元流動性と20兆円を超す自己資本があります。しかし短期債務も約10兆円あります。売上が急減するとトヨタといえども資金繰りが苦しくなってきます。生き残りをかけた戦いは、最強の企業から始まっているのです。