全くの無党派ですが、今回は関心を持ってさいたま市長選挙公報を見た。好対照だった。
前島氏が具体的施策を公約(特にワクチン接種とPCRそしてコロナで困窮する人への対策に言及)しているのに対し、清水氏は、自分の成果でもあるが如く「SDGS/幸福度自慢」、政策やスローガンは沢山書いてあるが、全て抽象論。スローガンが抽象的(「市民とともに希望へ」、「さいたま市をシンカさせよう!」)であることは辛抱するとして、個別策も「子育て楽しいさいたま市の実現」、「女性の一人ひとりが輝くまちの実現」、「健康長寿で生涯現役のまちの実現」、医療に至っては、「人生100年時代に対応した予防・医療・救急体制の充実と健康経営の推進」とどこまで行っても抽象論だ。コロナはどこへいったのか?よくみると一か所だけあった「新型コロナ・災害に強い都市をつくる」。清水さんにとっては、もうコロナは終わったことなのか?
コロナ対策は、市民の一番の関心事。未曽有の国難で困窮する人々が続出し、命を守るため自治体が主役となるワクチン接種はどうなるのか、市民は情報不足で右往左往しているにもかかわらず、そのリーダーである市長のこの無関心は、どうだろう?
そういえば、去年、さいたま市の保健所長が、「病院が混むといけないのでPCR検査を意図的に抑制した」と記者会見で述べて、市民を混乱と不安に陥れたことがあった。清水市長は謝罪したが、コロナに対する問題意識の欠如を露呈した。
その問題意識の欠如は、今に至っても続いていたようだ。
市民の命を守れなければ、「希望」なんて生まれませんし「シンカ」もできません!
このまま当選したら、次の選挙では「幸福度」は公報で言及できないですよ、清水さん。
SDGS先進度第1位、幸福度政令都市第1位は、さいたま市長清水氏の功績?