800万円と国民の命どちらが重い?

コロナ感染は正念場を迎えています。来年度の予算は、国民の命と国の運命を分ける特段に重要なものとなります。米国のバイデノミックスではコロナ対策に4年間で2兆ドル投じる方針と報道されています。次期財務長官にジャネット・イエレン(元FRB議長)の起用が取りざたされています。氏は、16日の討論会で「金融政策は既に金利に下げ余地がなく財政政策が極めて重要だ。」と述べています。アベノミックスが金融政策に偏ったことの限界を示す中、スガノミックスは、どのようなことが想定されているのでしょうか?今は、我が国においても財政支出が殊のほか重要なのです。

こうした中、衆参両院の予算委員会では、またしても「森かけ桜」の再演、「そんなことやってる場合か」と言いたくなります。主人公:安倍晋三、主催:劇団立民 出演:不正追及専門三羽ガラス(枝野、蓮舫、辻元)。この大事な時に、このトリオに、国会と公共の電波を占領されたくありません。また安倍氏は、国の大事な時期に国会がそのために大事な時間を取られることのないように、自ら求めて、きちんと説明義務を果たすべきです。
800万円の立替があり、それが違法であるな厳しく追及されるべきです。しかしこの際、国政調査権は置いて、その追及は検察に任せてはいかがでしょう。この大切な時期ですから、前首相も追及する側も国会議員なら、「国民の命と暮らし」を守ることに専念すべきです。ことの大小・軽重・優先順位を見誤ってはいけません。

野党は、いつものように予算案が国会に出てきてから、批判や微調整を求めるのではなく、概算要求後に割って入り、コロナ対策予算の野党案を国民に提示して大論陣を張っては如何でしょうか?今回ばかりは恒例行事的対応では、国民の負託を受けた国会議員の役割は果たせません