出口の向こうへ(7)ーシニョリッジで大胆な治山治水を

毎年のように多くの犠牲者を出す水害が発生しています。
犠牲者の御霊に哀悼の意を表しますと共に被害に遭われた皆様に謹んでお見舞い申し上げます。

「記録的な豪雨」、「1年分の雨量が集中」などその度に、エクスキューズがニュースの前置きとなっています。
最早、現実を直視し、毎年そのくらいに雨が降るものとして治山治水事業を再構築すべき時に至っています。
水がどんどん迫ってきて命を落とすという、この上なく悲惨な最期を遂げられた方々の恐怖と無念は、はかり知れません。

この際、我が国の持つシニョリッジの許容する財政赤字を使って、治山治水、橋梁・道路の老朽化対策、避難所の整備、災害救助、災害復旧体制の整備など、そして医療インフラの再構築を大胆に行うべきです。

政治家の点数稼ぎでしかないバラマキ(悪い財政赤字)では、将来の安全はなにも残りません。
お金と政治家のやる気さえあれば助かった命が失われてしまうこのような災害は、もう起こしてはなりません。
また、コロナで分かったように効率重視、医療利権重視の医療インフラでは、国民を守れません。
防災インフラ、医療インフラ、技術革新インフラの再構築(よい財政赤字)にわが国の持つシニョリッジ創出力を使いましょう。

新日本列島改造論です。プライマリーバランスという自縄自縛状態からの日本国解放です。日本国は大発展の入り口にいます。