今こそ、中央特殊武器防護隊を活用せよ!陸自大宮駐屯地には、感染症の実戦部隊と装備がある!

さいたま市には宝物があります。大宮駐屯地の陸自のNBC(核、生物、化学)兵器専門「中央特殊武器防護隊」のことです。

*自衛隊について、ここでは、政治的思想的に礼賛する意図は微塵もなく、純粋にコロナ対策(県民の命を守ること)の観点から、有難い存在であるという意味で使っています。地震や水害における自衛隊の災害派遣と同様、人命救助に有効な実行部隊としてみてください。

 生物偵察車という生物剤の識別を行う装置を搭載した車両(その場でPCR検査・検体採取から検査までできる)始め陰圧エアーテントや感染防護の豊富な装備品を有し、何よりも感染防止の訓練を受けた専門家を多く有する実行部隊なのです。
「ダイヤモンド・プリンセス」に災害派遣され、PCR検査や検体の輸送支援などに当たり、延べ約2700人の自衛隊員から一人の感染者も出さずに活動を終えました。
彼らを含む自衛隊の、感染に対する対応力は高い水準にあります。院内感染(クラスター)が全国で続出する中、多数患者を受け入れた各地の自衛隊病院では、院内感染は確認されていないといいます。つまり、感染症対策のプロ集団なのです。
母体である陸自の化学学校は昭和32年からこの地にあり、部隊の性質上、地元の理解は不可欠であったものと思われます。緊急事態にある埼玉県は、この最終兵器を有効に活用すべきです。

 平等に活用すべき国の組織ですが、先ず地元の救済から始めて頂きたい。人の命に差がない以上、近いところから始めることが合理的、効率的であり、かつその歴史的経緯からもそうあるべきだと思います。
患者急増によるベッド数不足と院内感染で医療崩壊が近づく現状では、各地に臨時病院を急造していく他ありません。
中央特殊武器防護隊には、そのノウハウと人材を活用し、県下に臨時病院を数か所、急ぎ造営することに支援をお願いしたいのです。そこに県下の内科医・呼吸器内科医3200名が加わり協力すれば、沢山の命を救えます。

 総合病院が修羅場と化す中、開業医の方々の悩みは尽きません。自分のクリニックにコロナウイルス感染者の疑いのある人が訪れることは避けたい、しかし医師として医療崩壊は見て見ぬふりはできないという葛藤にある先生方も多いことでしょう。
「臨時病院が設営されれば、自分もコロナとの戦いに力を発揮できる。」そうお考えの先生方は、是非参加してお力を振るってください。
最早一刻の猶予も許されない状況です。県民の命を救う最後の手段となります。
大野県知事と清水さいたま市長は、即刻、国に強力にその支援を要請してください。それこそ命懸けでお願いします。