来年こそは遺言書を書こう!―斃れてのちはじまるー

「斃(たお)れてのち元(はじ)まる宇宙耀いてそこに浮遊す塵泥我は」(鶴見和子)。
星は、宇宙空間のチリなどの星間物質がひきつけ合い次第に固まって約5000万年かかって誕生し、100億年にわたる恒星(主系列星)期を経て、ヘリウムにより温度が上昇し外層が膨張することにより超新星爆発が起こり、再び宇宙のチリとなるそうです。
儒教のいう「斃れて後已む」は死ぬまで努力すべしという意味ですが、鶴見は、真逆に「元(はじ)まる」と歌い悠久の宇宙観に転換しました。

遺言書は、遺産に関して法的効果を有する文書です。悠久の宇宙とは次元が大分違いますが、超新星爆発により生じたチリが固まって又、新しい星を形作っていく様を、一家において主導する財産的役割を担っているようにも見えます。

「一年之計在春!」一家の悠久の輪廻に支障が起きないように、新しい年の初めに遺言書を書いてみられては如何でしょうか?

*「遺言書の書き方無料講習会」12月26日(武蔵浦和コミセン)12月27日(浦和コミセン)にて開催します。
どちらも午後2時から、参加には申し込みが必要です。048-845-8881(中高年のための行政書士小西法務事務所)まで